2013/12/22(日) 大島能舞台創建百周年記念能

2013/12/22(日) 大島能舞台創建百周年記念能チラシ131222-100syunenところ:喜多流大島能楽堂
開演:12:30
番組:能「木賊」 大島政允
   狂言「棒縛」 野村萬斎
   半能「石橋 連獅子」 塩津哲生,大島輝久
鑑賞料:正面指定席 12,000円、中正面指定席 10,000円
    脇正面指定席 10,000円、 2階自由席 6,000円
    全席完売御礼

能「木賊」(とくさ)
都の僧が、松若という少年僧の「故郷の父に会いたい」との願いを叶えるため、信濃国に旅をします。木賊を刈る老人に会い、家に泊まった一行は、老人が息子を旅の僧に攫われ、その悲しみのため時に物狂いになることを聞きます。老人が思いのあまり、歌舞を好んだ息子の装束を身にまとって舞うと、松若が名乗り出て、親子は再会を果たします。
女性の主人公が多い物狂能の中で、この曲は、老人が子の装束を着けて舞うという特異なものです。非常な難曲とされ、上演はたいへん稀です。

狂言「棒縛」(ぼうしばり)
主人の留守中に、いつも酒を盗み飲んでいる太郎冠者と次郎冠者。主人は一計を案じ、太郎を案山子のように棒に縛りつけ、次郎を後ろ手に縛り上げると、外出します。二人は縛られたまま協力して酒を飲み、謡い舞っていると、主人が帰ってきて…。

能「石橋」(しゃっきょう)
中国に渡り仏跡を巡る寂昭法師は、文殊菩薩の浄土、清涼山に掛かる石橋に至ります。渡ろうとして樵翁に止められ、それは天然の険しい橋で、常人には渡れぬものなので、菩薩の出現を待つよう教わります。
やがて、文殊の乗る霊獣である獅子が現れ、紅白の牡丹に戯れて豪快に舞い遊ぴ、世の長久を祝います。
今回は、白頭・赤頭の親子の獅子が出る「連獅子」の小書により、獅子の舞い遊ぶ後半の場面を演じます。