2012/07/28(土) 福山八幡宮薪能

2012/07/28(木) 福山八幡宮薪能番組2012/07/28(木) 福山八幡宮薪能チラシところ:福山八幡宮
開演:18:30
番組:舞囃子「養老」 大島衣恵
狂言「清水」 茂山千三郎
能「鞍馬天狗」 大島輝久
鑑賞料:前売券 4,000円 当日券 4,500円
学生(高校生以下) 1,000円
※当日雨天の場合は、翌29日(日)に順延、火入式後降雨の際は打ち切られます。
29日雨天の場合は本年の薪能は中止、入場料は薪能特別会計へ寄付されます。

能「鞍馬天狗」
鞍馬寺の僧が、大勢の稚児を連れて花見をしていると、突然恐ろしげな山伏が現れます。
一行は興をそがれて帰ってしまいますが、一人の稚児が残ります。少年は、平家に敗れた源氏の一族、牛若丸(後の源義経)でした。二人は意
気投合し、共に花を愛でますが、実は山伏は鞍馬山の奥に住む大天狗で、牛若に兵法を授けることを約束して飛ぴ去ります。
牛若が長刀を持った漠々しい姿で待っていると、大天狗が諸国の眷族を引き連れ、悠然と舞い降ります。数々の兵法を授けると、行く末の武運を守ることを約して虚空に去るのでした。
能の天狗は滑稽味のある悪役が多いのですが、この曲では豪放で威厳に満ちています。子方の稚児や間狂言の木の葉天狗が大勢登場するのも楽しく、見所の多い人気曲です。

狂言「清水」
茶の湯で使う水を野中の清水で汲んでくるよう命じられた太郎冠者。日も暮れており行きたくないので、鬼に襲われたふりをしてさっさと 帰ってきます。
すると主人が、冠者の置いてきた手桶を惜しがって、取りに行くと言い出します。冠者は先回りして、鬼の面をかぶって脅かし、調子に乗っ
てあれこれ要求します。主人は慌てて逃げ出しますが、後から冠者だと気づき、引き帰して正体を暴こうとします。