2013/08/11(日) 三和の森光信寺薪能

130811-sanwatakiginoh_0130811-sanwatakiginoh_1ところ:三和の森光信寺
開演:18:30
番組:能学習発表「安宅」
    神石高原町立来見小学校能クラブ
   舞囃子「杜若」 大島衣恵
   狂言「井杭」 井上松次郎
   能「雷電」 大島輝久
鑑賞料:前売券 3,000円 当日券 3,500円
   130811-sanwatakiginoh_map 弁当付前売券 4,000円
    宿泊付前売券(湯っ蔵さんわ泊) 8,500円
    宿泊付前売券(神石高原ホテル泊) 9,000円
お問い合わせ:光信寺 0847-85-2368

狂言「井杭」

井杭という名の男は、日ごろ世話になっている旦那にいつも戯れに頭を叩かれるのが嫌で、清水の観世音にこの事を祈願すると《頭巾》を授かります。この頭巾を持って旦那のもとを訪ね目の前で被ってみると、不思議なことに姿が消えます。驚いた旦那は、偶々通りかかった算置き(=占師)を呼んで居場所を占わせますが…。
中世でも考えられた元祖透明人間のファンタジー。井杭と算置きの知恵比べ・駆引きが見どころです。また井杭役は子どもが演じることが多く、無邪気で悪戯心をくすぐる作品でもあります。

能「雷電
比叡山法性坊の僧正が、月の夜更けに祈っていると、門をたたく者がいます。それは、筑紫で不遇の死を遂げた菅原道真の霊でした。
菅公は、僧正に学問の師としての深い恩を謝し、これから雷神となって内裏を襲うので、召されても参内しないよう頼みます。僧正が断ると、突然鬼のような姿に変り、供物の柘榴を噛み砕き炎に変えて吐きかけ、煙に紛れて姿を消します。
内裏を襲った雷神は、雷鳴を轟かせて暴れ回りますが、召し出された僧正に祈り伏せられます。帝から「天満大自在天神」の官位を賜り、恨みの念の晴れた菅公は、黒雲に乗って虚空に飛び去ります。
前半の静寂から一転して猛威を振るう雷神との、激しい攻防が見どころです。