ところ:三和の森光信寺
開演:18:30
番組:
能学習発表「鞍馬天狗」神石高原町立来見小学校能クラブ
舞囃子「船弁慶」大島政允
能「殺生石」白頭 大島輝久
狂言「禰宜山伏」井上靖浩
鑑賞料:前売券 3,000円
当日券 3,500円
弁当付前売券 4,000円
宿泊付前売券(湯っ蔵さんわ泊) 8,500円
宿泊付前売券(神石高原ホテル泊) 9,500円
狂言「禰宜山伏」
禰宜が茶店で休んでいると、山伏が来合わせます。いろいろ横柄なことを言って禰宜を困らせるので、見かねた茶店の主人が、呪力で勝負するよう持ちかけます。店にある大黒天の像に祈り、振り向かせた方が勝ち、負けた方が荷物持ちをすることになります。
禰宜が祈ると、大黒様は上機嫌で振り向きますが、山伏が祈るとそっぽを向きます。怒った山伏は、なんとか振り向かせようとしますが…
能「殺生石白頭」
下野国那須野が原を通りかかった玄翁和尚は、ある石の上を飛んだ鳥が、死んで落ちるのを目にします。不審に思って近づこうとすると、女が現れて制止し、それが近づく者を害する恐ろしい殺生石で、妖狐の亡魂が化したものだと教えます。その狐は玉藻の前という美女に化けて鳥羽院に仕え、病にして国を滅ぼそうとしましたが、正体を見破られて逃げ出し、ここで狩られたのでした。女は、自分こそその亡魂であると明かし、石の中に消えます。
その夜、石が真二つに割れて妖狐の霊が現れます。那須野に隠れて大軍に狩られたときの有様を再現して見せると、玄翁に引導を渡され、悪事を止めると約束して消え失せます。
妖艶で凄味の漂う前段、壮絶な狐狩りを描く後段と、抑揚の効いた曲です。